プノンペン

急速に発展するプノンペン

インドシナ半島の南部に位置するカンボジアは、ベトナム、タイ、ラオスに挟まれた立地にあります。
そして、このカンボジアの首都であるプノンペンが、近年著しい発展をみせているのです。

プノンペンは、カンボジアの国内総生産の約60%を生み出すと言われるほどの、カンボジア経済の中心地となっています。
外資100%の会社設立が可能ということで、世界各国の企業がこのプノンペンに進出し、現地の発展に大きく関与しているのです。
そのため、プノンペンは近代的な高層ビルが立ち並び、一年後には街の様子がすっかり様変わりするほど急速な開発が進んでいます。

プノンペンの現在

開発が進むプノンペンですが、郊外にいけばまだまだ高床式の住居が残っています。
このように、近代的な文化と伝統的な暮らしが混沌とした状況が現在のプノンペンなのです。
近年できた大型のショッピングモールも、古い町並みの中に突然現れ、そのような違和感は街のあちこちに存在しています。

また、物価ですが日本の半額程度ということです。
野菜などは特に安く手に入りますので、自炊する場合はかなり食費が抑えられるでしょう。
もちろん、日本食レストランも多く値段も安いため、外食するのも困りません。

生活する上での注意点

プノンペンで暮らす際に、注意する事ですが、まずは道路事情です。
道路は舗装されていますが、交通ルールがあいまいで日本では考えられないような、車の逆走がありますので衝突に注意しなければいけません。
また、治安ですが特に悪いと言うことはなく、ただひったくりなどは頻繁に起こります。
しかし、生命に危険を及ぼすようなことはないようです。

そして気候ですが、基本的に一年中夏です。
日本で春の頃が、プノンペンでは最も暑く、日本の酷暑ほどと思っていいでしょう。
また、最も過ごしやすいときでも日本の初夏程度の暑さになります。
一年中暑く季節感のない国ですので、暑さ対策も必須となってくるのです。

プノンペン移住に向いている人

プノンペンは、高層ビルや近代的な建物が増えてきたとはいえ、まだまだ原始的な風景が残る街です。
最低限のインフラは整っていますが、日本並みの暮らしを望むほどではありません。

つまり、その未成熟な部分をビジネスチャンスとして捉えられるような人が、移住に向いていることになります。
また、アジア独特の混沌を体感したいという人もプノンペンには向いているでしょう。
このように、夢を持ち、前向きでチャレンジ精神旺盛な人にとっては、プノンペンという街はチャンスが転がっている街に見えるはず。
まだまだ不便なところが多く残っている街ですが、暑さも含めそれらを苦痛に思わず楽しめる人にこのプノンペンは合っていると言えるでしょう。

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