プラハは世界遺産の街
プラハを訪れた人たちは、みな一様にプラハのことを「世界で最も美しい街」と称賛します。
1992年に世界遺産に登録されたこのプラハ。
人々を惹きつけてやまないその魅力はどこにあるのでしょう。
プラハは1000年以上の歴史を持つ街です。
ロマネスク、ゴシック、ルネサンスなど様々な建築様式が入り混じり、旧市街から新市街などおよそ900ヘクタールが世界遺産の対象地域となっています。
この11世紀から18世紀に至るまでの長い歴史のなかで、その時代の文化や精神が街の随所に今も宿っていて、それこそがプラハの根幹をなしていると言えるのです。
プラハの魅力
プラハは、音楽の街として広く知られています。
数多くの作曲家を輩出し、数多くの曲がここで作られました。
街のいたるところで音楽を耳にすることができ、また音楽祭や音楽会も途切れることなく行われています。
クラシック音楽が世界で最も似合う街でしょう。
またプラハは芸術の街としての顔も持っています。
多くの美術館や博物館があり、他にも多彩な建築様式を誇る建築物も大きな芸術作品として街を彩っているのです。
プラハはフランツ・カフカの出身地でもあります。
市民は今もカフカを敬愛していて、文学の街として世界的に権威あるプラハ文学賞も設けています。
その他にも、プラハはイベントの街としての一面もあります。
一年を通して、様々なイベントが行われていますが、特に盛り上がるのがクリスマスマーケットでしょう。
開催期間も1ヶ月程度と長いので、多くの観光客がクリスマス時期にはプラハを訪れるのです。
プラハでの暮らし
プラハの言語は、チェコ語と英語となります。
若い世代は英語が話せますが、年配の人の場合は英語が通じないことが多いようです。
また、生活する上で重要なのが物価でしょう。
スーパーなどは、日本に比べるとかなり安いようです。
そしてチェコはビールの年間消費量が世界一ということで、ビールがミネラルウォーターより安く手に入ります。
チェコの国民は日本人と同様に、とても働き者です。
そして、余暇をとても大切に思っていますので、仕事が終わると人々はこぞって劇場や映画館、パブなどに出かけていきます。
プラハに向いている人
プラハはとても住みやすい街ですので、誰もがここで楽しい生活を送れるはずです。
芸術に興味がある人も、文学が好きな人も、あるいは音楽を一日中聞いていたい人も、全ての人を受け入れることができる街と言っていいでしょう。
プラハはこのように、歴史と文化が色濃くにじむ街です。
異文化に興味がある人なら、特にこの街が気に入るはず。
黄金色に照らし出されるプラハの街の夜景は、どこにもない素晴らしいものです。
治安もよく、物価もやすいプラハは移住に最適な都市でしょう。