普段はなにも感じなくても
ホームシックとは海外などで住む際、ふるさとに対して懐かしさや寂しさを思い出す気持ちを指します。
同様に今まで過ごしてきた実家に対しても恋しさが生まれ、憂鬱な気分になってしまう事も意味しています。
ホームシックは何も珍しい事ではなく、どんな人でも起こりうる、心の問題です。
留学などで海外に訪れた際には、よくホームシックで悩む学生さんがいらっしゃいます。
これまで小学校から中学校と、ずっと生活してきた家や風景から離れた訳ですから、無理もないことでしょう。
普段は何も感じない人でも、食事などが口に合わない時など不意にホームシックになってしまうケースもあります。
この時間違ってはいけないのが、ホームシックになることに対し、劣等感を感じてしまうことです。
実家や日本を寂しがることは何も恥ずかしい事ではありません。
むしろそれだけ「自分にとって戻れる場所がある」、と誇りに持つよう心がけましょう。
日本のアイテムを持っていく
そうはいっても、ずっとホームシックに打ちひしがれていては、せっかく海外に来た意味も無くなってしまいます。
早く今の生活に慣れるためにも、あらかじめ日本で使っていたアイテムを持っていくようにしましょう。
例えば食べ物に関してです。
脂っこいものばかり食べる生活に飽きてしまった時には、日本から持ってきたお漬物や梅干しなどが役立つでしょう。
さっぱりとお茶漬けで済ませたい、なんて時にも、インスタントの素を買っておくだけでかなり違います。
また衣類などに関しても、日本で着ていた物を持っていくと邪魔になる、と制限してしまう人がいます。
しかし、現地ではなかなか自分のサイズに合ったものが見つからないほか、デザインなどにも気に入ったものが見つからないのがほとんどです。
そういった問題を解決するためにも、普段から着ていた洋服などを海外に持っていくようにしましょう。
カルチャーショックを打ち消す
ホームシックになる人のほとんどは、現地でのカルチャーショックが関係しています。
今まで過ごしてきた生活とは全く違った場面に遭遇し、これから本当に生活していけるのか、という不安が頭によぎるためです。
そういった心配を早く取り除くためにも、カルチャーショックを打ち消す努力を行いましょう。
ホームシックの予防法として、こちらのサイトも参考になさってください。
>>t-news Web
例えば分からない事、不便に思っている事があれば、身近な人間に相談してみるのも一つの手です。
外国人だからといって謙虚にならず、現地の人との会話と気持ちの共存を行いましょう。
ホームステイなどを行う場合には、ホストファミリーとの会話の時間が、ホームシック解決の最も重要なポイントとなります。
日本とのつながりも忘れずに
なかなか現地の人々と打ち解けられない、と悩んでいる方は、日本とのつながりを思い出してみるとよいでしょう。
最近人と会話をしていない、と感じた時には、Skypeなどを使って友達と話してみるのも大切です。
以前のように海外通話に多額のお金が掛からなくなったため、インターネットを使って日本とのつながりを思い出すのも簡単です。
また携帯電話を利用する際には、各運営会社の掛け放題プランに登録しておくとよいでしょう。
家族の声を聞くとついつい長電話をしたくなってしまうのは、みんな同じことです。
時間を気にせず、ゆっくりと声が聞けるよう、あらかじめ手続きを行っておきましょう。